言葉と文章 – 未来のための自分史別館

ブラジルのピリオドとカンマ

2008年、移民100年記念式典取材のため、ブラジルとアルゼンチンにいた。たぶん生涯に一度の得難い経験を楽しみながらも疲れていた。ずっと続くステーキに、肉好きとは言え野菜が欲しくなった。加えて、自分に理解できない文字列に…

字幕で英米のドラマを見ていると、小さな子が例えば兄に嫌なことをされて ” You can’t do that !”と言う場面を目にする。日本語字幕はたいてい「やめてよ」などと書かれてい…

免許更新講習だったかCMだったかで一時期、「だろう運転」より「かもしれない運転」をしようというような言われ方をしていた。当時は聞き流していたが、最近は世界をどう見るかという奥深いことを簡単な言葉で言い表したものだと関心し…

オンラインの読書会に参加している。同じ本を読むのではなく、それぞれが読んだ本を紹介する形だ。お互い名前は呼び合うが、何をしている人なのか尋ねることはない。新参の私が知らないだけで、古いメンバーはよく知り合っているのかもし…

「暴力は感染症」という例えを話してくれた方の言葉からもう一つ、印象に強く残った言葉を紹介する。その方は学校でも講演をしている。「どこからが暴力ですか？」という質問を受けることがあるそうで、そんな話の流れから。「ここまでな…