物とだって出会う

記事を書くのは共同通信の「記者ハンドブック」にならってきた。多くの記者がいて、それぞれの書き癖をストレート記事で出していたのでは読みにくいので、こうした基準があるのは意味があることと思う。何々する「半面」は、「反面」と書…

「あっていい」の絶妙な距離感

「あっていい」という文字列を見たのは職業生活も終盤のことだった。そういう表現は、文字通り「あっていい」のだけれど、自分で使うことも、書かれた文章を読むことはなかった。読んだのは共同通信が日々送ってくるニュース原稿の扱いに…

「暴力は感染症」〜例えの功と罪

「暴力は感染症なんです」。初めて聞く言い回しだったので、一瞬戸惑った。暴力を振るった加害者の更生に携わる人の言葉だ。ちょうど新型コロナウイルス感染症が流行した後のことで、透明の膜とマスク越しに聞いた。アルコールで手を洗う…

罪つくりなオーディブル

ごはんをつくったり、洗い物をしたりするときにオーディオブックを聴くようになった。初めはオーディオブック社だったが、自分好みの本が少ないので、Amazonのオーディブルがサブスク方式に変更されたのを機に乗り換えた。今では、…

仕事は細かく分ける〜フリーランス仕事術

フリーランスの一日は長くもあり、短くもある。締切まで日があると一日が長いなと思い、ついU-NEXTで海外ドラマ(今はBBC『戦争と平和』、フランスの『バルタザール』)を一気見してしまって、残り時間が短くなったなと後悔した…