罪つくりなオーディブル

ごはんをつくったり、洗い物をしたりするときにオーディオブックを聴くようになった。初めはオーディオブック社だったが、自分好みの本が少ないので、Amazonのオーディブルがサブスク方式に変更されたのを機に乗り換えた。今では、流し台の前に立って手ぶらだと、必ずiPhoneを取りに行くほどになった。

人文系の本を聴くことが多い。聴いているうちに、抽象概念は耳で聴いてもよく理解できないと苛ついてくる。結局紙の本を買ってしまう。これまでにオーディブルを入り口に買ったのは『民主主義とは何か』(宇野重規)、光文社文庫版『自由論』(ミル)。そして今、大著『ブルシット・ジョブ』(デヴィッド・グレーバー)を4070円はたいて買ってしまった。どうしても文字で読みたくなってしまうのだ。でも、手元に届くと安心してしまって読み始めない。

タイトルの「罪つくり」は冤罪か。読まないのは自分のせいだった。

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