” You can’t do that “と「やめてよ」

字幕で英米のドラマを見ていると、小さな子が例えば兄に嫌なことをされて ” You can’t do that !”と言う場面を目にする。日本語字幕はたいてい「やめてよ」などと書かれている。「あなたはそんなことすることはできない」などと直訳するわけにはいかないし、英語話者にとっても決まり文句で意味は薄いのかもしれない。

それでも、youという責任の主体を明示し、本来やってはならないことだという善悪の判断を告げる言葉を毎回発する経験は、日本語話者とは違う感性を形作っていくのではないだろうか。半泣きになりながらも ” You can’t do that !” と言う姿は、かわいらしくもあり、頼もしくもある。

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